館林市文化振興課>たてばやしの彫刻

たてばやしで彫刻を見よう!

その1 屋外彫刻にふれてみよう

館林市内には、公共機関や公園など、いたるところに屋外彫刻が設置されています。
かたちに触れて確かめたり、時間や季節による表情の変化をじっくりと眺めたり、屋外彫刻ならではの魅力をお楽しみください。

●鑑賞スポット:館林市役所周辺

館林市は、平成13年(2001年)に群馬県で開催された「第16回国民文化祭」において“彫刻展”の会場となりました。このとき全国から応募のあった260点から選ばれた入賞作品・優秀作品等が市役所周辺の公園や広場などに設置されています。
作品パンフレット
※作品によっては、常時立ち入り可能でない場所に設置されているものもあります。詳しくは文化振興課へお問い合わせください。

●鑑賞スポット:多々良沼公園「彫刻の小径」

多々良沼にほど近い多々良保安林(生活環境保全林)は、戦国時代に防風林として植林されたものといわれています。
この松林の中の散策路に沿って、個性豊かな38点の彫刻が設置されています。
ぜひ、あなたのお気に入りの1点を見つけてみてください。
設置作品一覧 / 作家プロフィール

その2 館林美術館で彫刻を鑑賞しよう

●鑑賞スポット:群馬県立館林美術館(外部リンク)

「彫刻の小径」にほど近い群馬県立館林美術館では、企画展示のほか、フランスの動物彫刻家フランソワ・ポンポンの作品をはじめ、国内外の彫刻家による彫刻作品を展示しています。ポンポンのアトリエを再現した別館も必見です。

その3 藤野天光の作品を見よう

藤野天光(ふじの・てんこう)は、館林出身の著名な彫刻家です。
市内に設置された作品は8点。全ての作品の鑑賞にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

館林市内に鋳造・設置された藤野天光作品(作品設置場所図
光は大空より(1965年制作) 1979年 館林市文化会館西側設置
夢(1932年制作) 1991年 彫刻の小径設置
ああ青春(1962年制作) 2005年 館林市役所正面入口設置
新泉(しんせん)(1971年制作) 2006年 館林市役所議会棟前設置
玄潮(くろしお)(1948年制作) 2006年 館林市三の丸芸術ホール前設置
星和(せいわ)(1966年制作) 2006年 多々良沼公園設置
古橋選手の像(1949年制作) 2007年 館林市城沼総合体育館前設置
月と語る(1964年制作) 2008年 ふれあい橋(城沼総合体育館側)設置

【藤野天光プロフィール】
 本名は隆秋・はじめ舜正と号し、のち天光と改める。
 1903年(明治36年)、館林町裏宿(現館林市城町)に生まれる。1928年(昭和3年)東京美術学校(現在の東京芸術大学)塑造部を卒業し、北村西望に師事した。早くから頭角を現し、第10回帝展に「ときのながれ」で初入選、男性の力強さをモチーフとした「鉄工」を文展鑑査展に出品して推奨を受け、第2回新文展では「銃後工場の護り」が推薦(現特選)に選ばれた。この作品はニューヨークで開かれた万国博覧会に出品され、注目を集めた。また、1941年(昭和16年)には、小室翠雲らと群馬美術協会を発足させた。
 戦後になると、平和国家の建設には〈文化〉が第一と提唱し、文化運動の火の手をあげた。制作活動も活発で、日展に出品の「ああ青春」が文部大臣賞、「光は大空より」で日本芸術院賞を受賞し、その間、北村西望作の長崎の「平和祈念像」の制作筆頭助手をつとめるなど、数多く作品を残している。日展審査員や理事をつとめる一方、千葉県文化財専門委員として、文化財の保護にも積極的だった。
 そのほか、日本彫刻家連盟、千葉県美術会などの結成と運営にあたるなどしたが、1974年(昭和49年)12月30日、市川市のアトリエで急逝。のちに勲三等瑞宝章を贈られた。

番外編 最近設置された彫刻作品のご紹介