幼稚園教育について

2017年7月3日

 

学校教育のスタートは幼稚園から
幼稚園は、法律(学校教育法)に基づく子どもがはじめて出会う「学校」です。
3歳から小学校入学前までの子どもは、全国どこでも共通のカリキュラムに基づく教育が受けられます。

なぜ3歳から?
3歳になると、子どもは、まわりへの興味・関心、人とのつながりなどが急速に広がり、親への全面的な依存の状態から自立に向かいはじめます。
幼稚園は、このような発達を踏まえて、初めての集団生活の中で、一人一人のよさや可能性を伸ばしていくところです。

「遊び」は重要な学習です
幼稚園は、遊びを大切にした教育を行っています。この時期に思い切り遊ぶことでその後の学びや創造性が豊かになるといわれています。
このため、幼稚園では、小学校以降の教育と異なり、教科書を使わず、「遊び」中心の活動を行っています。
これらの「遊び」は「国語」や「算数」などと同じように子どもの将来にとって重要な学習なのです。

小学校以降の学習の基盤は幼稚園で作られます
幼稚園の「遊び」と小学校の「国語」や「算数」などは、一見何のつながりもないように見えるかもしれません。
しかし、子どもは、幼稚園で様々な遊びを通して、うまく人とかかわれるようになったり、言葉が豊かになったり、自然の美しさや不思議さなどに気付いたりすることで、小学校以降の学習の基盤をつくっているのです。

規範意識の芽生えを培う
幼稚園から高校の段階までを見通して、平成21年4月から実施されている新しい幼稚園教育要領では、よいことや悪いことの区別、他者への思いやりや社会的ルールを育てるなどの心の教育を充実しています。
先生は一人一人の子どもをよく理解し、子どもが自ら気付き、考えることを大切にしながら集団生活を通して規範意識の芽生えを培うように指導しています。

豊かな遊びは綿密な計画から
子どもにとって意味のある「遊び」は、子どもをただ放っておいてもなかなか生まれません。
幼稚園では、先生があらかじめ一人一人の子どもの発達に必要な経験を見通して綿密な指導計画を立てるとともに、指導要録(子どもの発達の記録)を作成し、継続的な指導を行うようにしています。
この指導計画や指導要録に沿って先生は、子どもに応じて適切な援助を行い、遊具などを工夫して配置し、様々な遊びが生まれるようにしています。
指導計画の立案や一人一人の子どもの理解は、すぐに、また、だれにでもできるものではありません。
幼稚園の先生には、専門職としての幼稚園教諭免許が必要です。
指導計画の立案や日々の指導に当たって、先生たちは、十分に時間をかけて話し合ったり、研究会や専門講座等に参加したりして、常に専門性を高めています。

 

関連ワード