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  国際微小重力実験室(IML)計画は、米国航空宇宙局(NSA)が推進するスペースシャトル/スペースラブを用いた微小重力実験のためにシリーズ化されたミッションです。
 宇宙実験は、まだ始まったばかりの新しい分野で、優れたアイデアによるチャレンジの積み重ねが新しい可能性を生み出す鍵となります。宇宙環境下での生命現象や物理現象は、専門家でも予想が難しく、現在は、基礎現象の解明に力点が置かれ、これらの進展が将来の実用化研究に大きなインパクトを与えます。
 IML−2計画での日本の実験装置は、ライフサイエンス分野では水棲生物飼育装置、細胞培養キット、電気泳動装置、放射線モニター装置の4種類、材料科学分野では高温加圧型電気炉、制振実験装置の2種類の計6種類が搭載され、これらを使って日本が12テーマ、アメリカが4テーマの計16テーマの実験が行われました。

筋肉や骨がおとろえるのは?
 宇宙に行くと、筋肉が細く弱くなり、骨がもろくなってしまいます。その原因は、筋肉や骨を地上と同じように使わなくなるからだと言われています。
 ラットの実験では、新しく骨をつくる細胞が「自分は必要ない」と判断してできにくくなり、逆に古い組織を壊す細胞が活発になるという結果がでました。
実験画像
無重力でも赤ちゃんは生まれる?
 宇宙で魚を養殖できるかを調べるために、メダカを使った実験が行われました。
 具体的には、メスとオス各2匹、計4匹のメダカが宇宙に行き、無重力の中で産卵ができるか、生まれた卵が正常にふ化できるかを観察。合計43個の卵が生まれ、その中から8匹の赤ちゃんメダカが誕生しました。
宇宙メダカ画像
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  STS-95は米国航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルミッション(飛行計画)です。このミッションではNASA、宇宙開発事業団(NASDA)、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙機関(CSA)などが共同で行う生命科学や微小重力科学に関する実験、スパルタンと呼ばれる衛星を放出し太陽コロナを観測、後に回収する実験、今後交換が予定されているハッブル宇宙望遠鏡の装置の性能評価、そして第3次国際極超紫外線観測装置を使用した天体観測などが実施されました。
  この飛行では、1994年に第2次国際微小重力実験室(IML−2)ミッションで初飛行して以来2度目の宇宙飛行を行った向井宇宙飛行士は、生命科学及び宇宙医学などの分野の実験を実施しました。
  また、77歳のジョン・グレン上院議員が、1962年のマーキュリー計画での初飛行以来、36年ぶりに宇宙飛行を行いました。

植物の成長の不思議をさぐる実験
 重力のあるところでは、重力の影響を調べることができません。そこで、無重力の中で、重力が植物の成長にどう影響しているのかを調べました。この実験は、将来宇宙で食べる野菜を育てることに役立つでしょう。 植物の生長実験画像
人間の健康に役立つライフサイエンスの実験  宇宙に行くとバランスがうまくとれなかったり、骨がもろくなったりするなど、老化現象に近い症状があらわれます。それらの症状が起こるようすと、治っていくようすを調べるために、ジョン・グレンさんやほかの宇宙飛行士のからだの変化のデータをとりました。これらのデータから、地上での病気の治療法がわかってくるでしょう。 ジョン・グレンさん画像