簡易水防工法は、家庭にあるものを使って家屋への浸水や流入を防ぐ方法で、水深が浅い段階では有効です。玄関などの出入口のみならず、床下への浸水の防止も重要です。建物の周辺が浸水すると、下水が逆流して、排水口などから水が噴き上がることがあります。水を入れたビニール袋などを置いて、逆流を抑えましょう。水に浸かってしまうと、家財や家族の思い出の品も一瞬にしてゴミと化してしまい、浸水後には街中がゴミであふれかえることになります。できる限り家財を高いところへ上げましょう。40リットル程度の容量のゴミ袋を二重にして、中に半分程度の水を入れて閉めます。これをダンボール箱に入れ、連結して使用します。床下が浸水すると、床下収納のふたが開いて水が入ってくる場合があります。重しをして浸水を防ぎましょう。出入口に板などを設置し、浸水を防ぎます。水を入れたポリタンクや土を入れたプランターをレジャーシートで巻き込み使用します。当面の衣類など下水が逆流すると、トイレから水が噴き上がることがあります。水を入れたビニール袋などで重しをしましょう。通帳・印鑑など家電製品風呂の浴槽の水は流さずに溜めておきましょう。下水の逆流を防ぐことができ、生活用水としても利用することができます。アルバムなど思い出の品簡易水防工法で浸水を防ぎましょう。思わぬ場所からの浸水を防ぎましょう。大事なものを高いところへ上げましょう。大雨が予想される段階45
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