自助・共助・公助をキーワードに、災害時の対応を整理災害時を想定して、図上で災害時の対応ルールを確認地区防災計画を作る取組みが市内で進んでいます!いざというときに頼りになるのは地域みんなのちからです地区で決めた防災ルール完成した地区防災計画写真:市内の地区で災害図上訓練(DIG)を行っている様子館林市ハザードブック Tatebayashi city Hazard Book栗橋水位観測所では、氾濫危険水位を超える9.61mに達し、計画高(堤防が水圧に耐えうる高さ)まであと0.3mに迫っていました。いつ利根川があふれてもおかしくない、大変危険な水位でした。「令和元年台風第 19 号による出水速報」 令和元年10月17日(利根川上流河川事務所)より栗橋水位観測所付近(10月13日6時頃)渡良瀬遊水地のようす写真出典:関東地方整備局ホームページ(https://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo)※「令和元年台風第 19 号等に係る被害状況等について」 令和2年4月10日(内閣府)より近年、気候変動の影響等によって災害が激甚化・頻発化しており、いつ、どこで発生してもおかしくありません。本市においても令和元年東日本台風の際には、市内14か所に避難所を開設し、1,000人以上の避難者の受入れを行いました。避難者の中には市外のかたも多く見受けられたことから、複数の自治体が互いに協力して避難を受け入れ、社会全体で災害リスクの軽減を図るための取組みが、今後さらに必要とされるものと感じております。前回のハザードブック作成から4年が経過し、今回の改訂では、令和元年東日本台風で得た教訓を踏まえた中で、避難情報の改正や新堀川等の浸水想定区域図の指定などに伴う変更を行っております。本ハザードブックは、水害や地震、武力攻撃における国民保護など、いろいろな情報を多角的にとらえることができるよう一冊にまとめております。特に水害においては、浸水想定区域図、逃げどきマップ、広域避難マップなどの地図に加え、巻末に「避難先記入欄」及び「マイ・タイムライン」を掲載し、作成いただくことで「いつ」「どこ」へ避難するかを深くイメージしていただけるよう工夫しています。ご家庭で、日頃の備えや適切な避難行動を確認するためのツールとしてご活用いただくほかに、地域における地区防災計画の策定等にご活用いただき、「自助」及び「共助」の取組みの災害が起きる前に避難場所や避難経路を調べて、家族で共有しておきましょう。ためにお役立てください。非常持ち出し品や備蓄品を準備し、定期的に確認・入れかえをしましょう。災害時、行政のサポートには限界があります。皆さまが災害に対して関心をもっていただき、本ハザードブックを「あなたと家族の命を守る行動」について考える一助としていただければ幸いです。館林市長 多 田 善 洋258https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/s014/anzen/900/100/060/20210903151127.html令和元年10月12日、短期間で急激に勢力を強めた台風第19号が日本に上陸し、多くの地点で観測史上1位の値を更新するなど記録的な大雨となりました。この大雨の影響で、広い範囲で河川の氾濫が相次ぎ、土砂災害や浸水害が発生しました。一連の災害の影響で、犠牲者は104人※にのぼりました。災害を“我が事”と思い、いざというときの対応を考えておきましょう。誰かに頼りきりにならずに、自ら率先して行動を起こしましょう。近所のかたとあいさつを心がけましょう。地域のイベントや防災訓練に参加し、いざという時には誘いあってみんなで避難しましょう。地区防災計画の主な内容● 防災ルール● 防災マップ● 避難のタイミング・流れ● 要支援者対策東日本の広範囲に大雨と被害をもたらした令和元年東日本台風(台風第19号)館林市ホームページ みんなで作る!みんなのための「地区防災計画」利根川流域では3日間の八斗島上流域平均雨量が310㎜を記録し、カスリーン台風(308.6㎜)以上の降雨となりました。URL自分の命は、自分で守る家族の命は、家族で守る自分たちのまちは、自分たちで守る地域のちから地区防災計画
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