メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
  • メニューを開く

  • さがすを開く

  • 閲覧補助を開く

トップページ > 里沼コース活動報告

里沼コース活動報告

更新日:2025年3月12日

 


令和6年度 科学クラブ里沼コース活動報告のページ 


令和6年度科学クラブ「里沼(SATO -NUMA)コース」スタート!

昨年度までは「里沼(SATO-NUMA)コース」の活動をFacebookで紹介していました。今年度からは、こちらのページで活動報告をしていきたいと思います。

【科学クラブ「里沼(SATO-NUMA)コース」とは…】
日本遺産に認定された館林市の「里沼」を中心に、科学だけではなく、いろいろな分野の体験を通し、郷土館林のよさを再発見しようという年間会員制のクラブです。今年度は、館林市内の小学4年生から中学3年生まで16名が参加。うち10名は、昨年も活動を行ったリピーターです。継続的な学びの意欲が感じられ、スタッフ一同とても嬉しかったです。

1月26日(日曜日)

「百年小麦をもっと世間に広めろ!」をテーマにした活動の3回目、いよいよまとめの回となりました。これまで活動してきた内容をふまえ、具体的な形を作り上げることが今回の目標。里沼コース生が考える「百年小麦を使った商品開発」です。
1月26日、館林商工高校の生徒さん2人をゲストに迎え、高校での小麦栽培の様子や商品開発のプロセスなどのお話をうかがいました。また、百年小麦を使った新商品のアイデアに向けてのグループワークも指導していただきました。高校生たちの体系的でしっかりとした活動発表や、具体的でわかりやすいアドバイスをもらったコース生たちは、自分目線から考えた新商品をワークシートに夢中になって書いていました。キャッチコピーやパッケージデザインも、大人顔負けのアイデアにあふれ、みんなの前で発表する時間では大いに盛り上がりました。

午後は、百年小麦と普通の薄力粉を使い、2種類のパンケーキ作りを行いました。科学館の3階はパンケーキのいい匂いでいっぱい!できたパンケーキの食べ比べをし、百年小麦ならではの特徴を盛り込んだキャッチコピーを考えました。実際に味わってみて初めてわかる百年小麦の特徴を、十分表現したキャッチコピーがたくさん誕生しました。コース生たちの言葉のセンス、なかなかのものだなあと感心してしまうほどでした。

今年度の里沼コースの活動は、どれもコース生たちの好奇心が原動力となって進んでいきました。多々良沼、百年小麦についてコース生たちは人の何倍も知識を得、その魅力を詳しく話すことができるようになったのではないでしょうか。閉講式で、講師の先生より修了書をもらう姿も自信に満ちているように見えました!
さて、来年度の里沼コースは、「目指せ!里沼ガイド‼」がメインテーマの予定です。自身が見つけ、伝えたいと思った里沼の魅力を探り、それを表現していければ最高ですね!「里沼おもてなし隊」(仮)の隊員募集は4月になります!
この1年、活動記録をお読みいただき、ありがとうございました。

追記:昨年11月に植えた実験畑の小麦ですが、衝撃の結果が…。里沼コース生たちが脱穀した種と業者から買ってきた種の2種類を植えたのですが、コース生たちのタネは…ほとんど発芽しませんでした。え?どうして?畑を見たコース生たちはとてもびっくりしていました。この疑問も、次へとつながるパワーになることでしょう!
R7012601.png   R7012602.png

R7012603.png   R7012604.png

R7012605.png   R7012606.png



11月17日(日曜日)

「百年小麦をもっと世間に広めろ!」をテーマにした活動の2回目です。
前回は、科学館の畑から刈り取った小麦を脱穀、製粉したり、色々な小麦粉の食べ比べをしたりと、「百年小麦」について自分たちなりの理解を深めました。では、一般の方たちは「百年小麦」についてどれくらい知っているのだろう???ということで、里沼コース恒例の「アンケート大作戦」を実施することにしました。おりしも11月17日は「館林市産業祭」がつつじが岡公園で開催されており、たくさんの来場者にお話が聞ける絶好のチャンスです。コース生たちはグループごとにアンケートの内容を考え、ボードを作りました。いざフェスタへ!!始めはなかなか声をかけられなかったコース生も次第に慣れてきて、精力的に声をかけていました。その結果、たくさんの方々から答えをいただくことができました。
また、フェスタに出店していた館林商工高校の生徒さんにもインタビューをすることができました。里沼に関連した商品を企画し、販売していることに対し、「商品を作るにあたって大切なことは何ですか?」「苦労したころはどんなところですか?」など、コース生たちからの活発な質問に、高校生の皆さんはとても丁寧に答えてくれました。パンに興味のあるコース生は、城沼のほとりにあるベーカリー「沼のパン屋」さんに行き、小麦についてインタビューをしました。カレーパンの生地とまぶしてある衣は違う種類の小麦粉だということを教えていただき、とてもよい取材になったようでした。
午後の活動前半は、取材した内容をもとに「百年小麦」をもっとアピールするにはどうすればいいのかを考えました。アンケートの結果を見ると、まだまだ知らない人が多いということがわかり、コース生たちはちょっと驚いていたようでした。 活動後半では、科学館中庭の実験畑「コムッギー」を耕し、小麦の種を植えました。畑の半分には業者さんからもらった種を、半分にはコース生たちが前回の活動で脱穀した種を植えました。2つの種の成長がとても楽しみです。
いよいよ次回は今年度最後の活動です。コース生たちのゴールをスタッフ一同見届けていきたいと思います。
111701.JPG 111702.JPG

111703.JPG 111704.JPG

111705.JPG 111706.JPG

111707.JPG


9月28日(土曜日)

里沼コース下半期の活動は、「百年小麦をもっと世間に広めろ!」です。1回目の今回は、3つのミッションに取り組みました。
 1「育てた小麦を製粉しろ!」
6月の活動時に刈り取った実験畑の小麦をまずは脱穀。ゴム手袋をはめて麦穂から麦の実を取り出します。水に浮かべたら?ドライヤーで茎を吹き飛ばそうよ、など次々とアイデアが飛び出しました。そのあとは石うすを使って粉に。コース生はとても重い石うすを、ゴリゴリと慎重に回していましたよ。今年の小麦は実がしっかりとつまっていて素晴らしい出来でした!
2「いろいろな小麦粉を比べ、百年小麦の特徴を見つけろ!」
薄力粉、中力粉、強力粉、百年小麦の4つの小麦粉をすいとんにして、食べ比べをしました。弾力や歯ざわりや味のしみこみ加減など、プロも顔負けの食レポが飛び交う楽しい時間となりました。
3「百年小麦を使った商品を考えろ!」
お昼休みの後は、市役所の商工課の方を講師に招き、「百年小麦」についての説明を受けました。コース生たちは、食べ歩きガイドのリーフレットを見ながら百年小麦を使った商品がたくさんあることに驚いていたようでした。説明の後は、ミッションのタイトルにもあるように、百年小麦を使用してどんな商品が作れるか、食べてみたいかを考えました。
次回の活動は、コース生それぞれが考えた商品を実用化するために、関係ある人のところへ取材に行く予定です。どこへ?どんな質問をする?など、取材のためのメモを作り、発表し合いました。とてもユニークな商品提案も出て、コース生たちの小麦に対する理解が一層深まった今回の活動でした。
092801.JPG 092802.JPG

092803.JPG 092804.JPG

092805.JPG 092806.JPG

9月23日(月曜日)

史跡足利学校の伝統行事である「釋奠」は、儒学の祖である孔子とその高弟にお供え物をしてまつる儀式。足利市内の小中学生による「こども版」が9月23日に催され、9名のコース生たちが見学に行ってきました。雅楽が響くなか、「釋奠」のいろいろな儀式がおごそかに行われ、コース生たちはその雰囲気に少し圧倒されたようでした。全員で論語の素読もあり、めったにない経験が出来ました。館林の里沼のように、日本遺産を守る若い年代がしっかりと伝統を受け継いでいる様子は、コース生たちの心に深く残ったのではないでしょうか。
092301.JPG 092302.JPG
 

8月17日(土曜日)

多々良沼プログラム「多々良沼の魅力を探せ!」も最終活動日となりました。これまでの2回の活動を経て、自分が見つけた「魅力」を裏付けるため、現地に行って調査するのが今回の目的。バスに乗って多々良沼に到着後、魚、鳥類、製鉄の3つのグループに分かれて調査を開始しました。魚班は釣り人にお話を聞いたり、釣った魚を見せてもらい、何の魚か図鑑で調べました。鳥班は双眼鏡を駆使し、沼周辺を飛ぶ鳥を観察。製鉄班は資料としていただいた「カナクソ」を金づちで砕き、普通の石とどのように違うかを顕微鏡を使って観察しました。午後の活動は、これまでの調査結果をフリップ1枚にまとめる作業をしました。時間をかけて作ったフリップは、それぞれが見つけた魅力にあふれていて、見ごたえ満点。10月から科学館で展示をする予定なので、ぜひ見ていただきたいです!9月からは、いよいよ後半戦。「百年小麦をもっと世間に広めろ!」がテーマです。今年のコース生の視点にご期待ください。
081701.JPG 081702.JPG

081703.JPG 081704.JPG

081705.JPG

7月7日(日曜日)

7月7日、科学館では「館林市施行70周年・向井千秋宇宙飛行士飛行30周年記念イベント」が行われました。里沼コースの受講生たちによる研究発表会も実施!なんと、向井千秋さんの前で、これまでの活動結果について話すことになりました。発表担当のコース生10人は向井さんを前にしてかなり緊張した様子でしたが、大きな声でしっかりと発表することができました。向井さんからは、百年小麦についての質問や「よく頑張ってますね」と嬉しいコメントもいただきました。向井さんと直接お話しできたことは、コース生にとてもよい思い出になったことでしょう。
070701.JPG 070702.JPG

6月16日(日曜日)

今年度の大テーマである「多々良沼の魅力をさがせ!」。前回の活動では、それを具体的に探究していくため、コース生たちはそれぞれの「調査計画」を立てました。今回はその計画を実行に移す準備として、「多々良沼に関わる方たちから、情報を引き出せ!」をミッションに、実際に多々良沼に赴き、色々な方面の専門家の方からお話を聞くことに。コース生たちは3グループ(自然班、歴史班、魚班)に分かれ、質問事項を出し合いました。 バスに乗って現地に到着。まずはボランティアセンターに行き、多々良沼全般についてのお話を多々良沼公園の元園長さんからうかがいました。コース生たちは元園長さんの問いかけに積極的に答えながら、熱心に聞いていました。自然班、歴史班はその後、足利市文化財専門委員長さんより「たたら製鉄」や伝説のお話を、魚班は日向漁業協同組合の方々より多々良沼での釣りや魚についてお話をうかがいました。机の上だけの知識だけではなく、実際に現地に行き、専門家の方からのうかがった貴重なお話はコース生たちに色々な気付きをもたらしたようです。 科学館に戻りお昼ご飯の後は、昨年11月に植えた小麦の収穫をしました。コース生たちは鎌を手に一生懸命刈り取っていました。昨年度収穫したものより、実がしっかりとつまった良い小麦が収穫できましたよ! 活動の最後は、午前中の取材結果をまとめ発表し合いました。次回(08月17日)はいよいよ本格的調査活動を現地で行います。コース生たちがどのように多々良沼に向かい合うか、今からとても楽しみです!

061601.JPG 061602.JPG

061603.JPG 061604.JPG

061605.JPG 061606.JPG


5月18日(土曜日)

令和6年5月18日(土曜日)、科学館の会議室にて開講式とオリエンテーションが行われました。今年度の活動の前半(5,6,8月)のテーマは「多々良沼の魅力をさがせ」。
まずは、市役所の職員さんから「里沼」についてレクチャーを受けました。1時間ほどの時間でしたが、クイズやたくさんの写真を使った楽しいお話に、コース生たちも活発に発言し、とても盛り上がった時間となりました。
館林の沼について基本的な知識を得た後、探究のテーマについて、コース生それぞれの「調査計画」を立てる作業に入りました。自分ならどんな切り口で多々良沼の魅力を伝えることができるのか…?事前レクチャーのおかげで、コース生たちはあまり迷うことなく自分のやりたいことをスラスラと書き上げていました。魚、鳥などの生物、歴史、伝説など、多岐にわたったジャンルが挙げられ、スタッフ一同、コース生たちの着眼点にびっくり!これからの活動にますます期待が膨らみました。
次回の活動は6月16日(日曜日)。多々良沼に出かけ、コース生それぞれが掲げたテーマについて
専門家のお話を伺う予定です。(あ!科学館実験畑で栽培中の「百年小麦」の刈り取りもやりますよ。)
コース生たちの活動にどうぞご注目くださいね!
01.JPG  02.JPG  

03.JPG  04.JPG

05.JPG

AdobeReaderのダウンロードページへのリンク

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、左記の「Adobe Acrobat Reader」バナーをクリックして、リンク先から無料ダウンロードしてください。