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移住者の紹介(佐藤さんの場合)

更新日:2021年11月17日

佐藤さんご家族

Profile.
神奈川県横浜市→館林市(2016年移住)
夫・雄一郎さん、妻・早苗さん、近所の市立保育園に通う長男・龍君(4歳)、長女・咲月ちゃん(0歳3カ月)の4人家族。

あこがれていた地方暮らしを手に入れた。

「私の祖父が営んでいた金物屋が長く空き店舗になっていたんです。そこでカフェを開きたいと思って」と、移住のきっかけを話す雄一郎さん。もともと、生まれも育ちも東京の神田。移住前は、夫婦で喫茶店を任されていた。祖父ゆかりの場所とはいえ、"見知らぬ土地"に一家で移住を決めたのにはいくつかの理由がある。「自然豊かな環境で、ご近所付き合いを大事にしながら子育てをしたいこと」、「自分のお店をもつのが夢だったこと」との考えからだ。
引っ越してくるや否や、居抜き状態だった店舗の片付け作業がはじまった。それでも、移住からわずか3カ月後に自家焙煎珈琲「copicopi」をオープンさせたが、「親戚付き合いのような関係」という隣に住む女性の存在も大きかったそう。ご夫婦が望んでいた"近所付き合い"が至極自然なかたちではじまった。

copicopi外観

横のつながりを感じて子育てをしたい。

「近くに公園や自然を身近に感じられるものがいっぱいあるね」と子育て環境を語るご夫婦。現在、咲月ちゃんは自宅保育中だが、タイミングをみて龍くんが通う近所の市立保育園への入園を考えている。移住前は待機児童が比較的多い地域に住んでいた。「何度も役所に通い、なんとか入園させてもらえた」状況だったが、館林では第一希望の保育園にすんなりと入所できた。
「常連さんにはご近所さんも多いし、そんな周囲の温かい目がある中で子どもたちが成長していけるので、移住して良かった」と語る。

午後9時、夫婦二人でコーヒーを味わう時間。

「忙しい毎日ですが、少し気持ちにゆとりができるのは、子どもたちを寝かしつけた後。自分たちのためにコーヒーを淹れて、子育てのこと、お店のことを語り合ったりします」とご夫婦。館林での日々がゆっくりと流れていく中で、家族や地域の温もりをいつもそばに感じている。
これまでを振り返り、ご自身を「幸せ者」と語る雄一郎さん。「都会でギスギスした生きづらさを感じたら、優しい環境にシフトしてみるのもいいですよ」と穏やかな笑顔で締めくくってくれた。

コーヒーの写真