館林都市圏地域公共交通計画を策定しました
更新日:2021年5月25日
計画の趣旨
館林都市圏(館林市、板倉町、明和町、千代田町、邑楽町)における公共交通機関は、東武鉄道株式会社により伊勢崎線、日光線、佐野線及び小泉線が運行され、路線バスでは広域公共路線バス全8路線と厚生病院シャトル線を自治体主導のもと運行していますが、近年では路線バスの利用者数も伸び悩み、自治体負担は増加傾向にあります。一方、少子高齢化が進む現代において、誰もが移動しやすい公共交通ネットワークの形成が求められるなか、既存路線だけでは運行地域が限られるとともに、運行頻度も少なく、公共交通の充実した地域とは言えない現状であり、これまで取り組んできた運行経路やダイヤの見直しだけでは、公共交通の充実に関して根本的な改善を図ることが難しい状況です。
そのため、住民の移動手段となる公共交通の利便性・効率性の向上を図り、路線バスだけではなく、福祉輸送やスクールバス、病院の送迎バス等、さまざまな輸送手段との連携を図り、住民の生活圏を把握しながら、まちづくりと一体となった持続可能な地域公共交通ネットワークを再構築する必要性が高まっています。
国では令和2年11月に「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」の一部改正が施行されました。これは、自治体が交通事業者をはじめとする地域の関係者と協議しながら、公共交通の改善や移動手段の確保に取り組める仕組みを拡充するとともに、特に地方部などでは、地域の輸送資源を総動員して移動ニーズに対応する取り組みを促すため、持続可能な運送サービスの確保に資する取り組みを推進することを目的としたものです。
このような背景から、「館林都市圏地域公共交通計画」を策定しました。
計画の区域と期間
計画区域:館林都市圏(館林市、板倉町、明和町、千代田町、邑楽町)
計画期間:令和3年度から令和7年度の5年間