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特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリに注意してください

更新日:2025年8月7日

令和7年7月に群馬県内で特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリが初めて確認されました。

ツヤハダゴマダラカミキリはトチノキ属、ニレ属、カエデ属、ヤナギ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属など多種類の樹木を加害することで知られ、海外では植栽樹等に甚大な被害を及ぼしています。
国内でも近年全国で道路、公園、河川敷、学校、森林等の様々な場所で相次いで生息が確認され、徐々に分布を広げており、令和5年9月1日に環境省により「特定外来生物」に指定されました。
ツヤハダゴマダラカミキリは、毒性はなく、人体への影響はありませんが、公園や街路樹、果樹等の農作物への被害や生態系への被害が懸念されています。

ツヤハダゴマダラカミキリの成虫を発見した場合は、成虫の拡散による被害拡大を防ぐため、踏みつぶすなどしてその場で駆除してください。

ツヤハダゴマダラカミキリについて

名称(和名) ツヤハダゴマダラカミキリ
原産地 中国、朝鮮半島北部
体長 17から40ミリメートルで、特に30ミリメートル前後のものが多い
特徴
  • 成虫の体色は光沢のある黒色をしている
  • 触角は長く、黒色と淡青色の縞模様をしており、オスは特に長い
  • 前胸背板の側方に目立つ1対のトゲ状隆起がある。背面には白色の斑紋がある
 生態
  •  1年に1世代で、卵、幼虫、蛹態で越冬する
  • 成虫は5月下旬から10月に出現
  • 雌は複数の雄と交尾し、一生産卵を続ける(1雌あたり産卵数は約45から62個)
  • 雄の寿命は3から50日。雌は14から66日
 被害樹木
  •  カエデ属,トチノキ属,カバノキ属,ハコヤナギ属(ポプラ),ヤナギ属,ハンノキ属,ネムノキ属,ニレ属,グミ属,センダン属,クワ属,スズカケノキ属(プラタナス),リンゴ属,サクラ属,ナシ属,ナナカマド属など多数の樹種
  • 特にトチノキ、アキニレ、カツラ、ヤナギ類で被害が多く確認されている
 主な被害
  • 幼虫は生きている木に寄生し、中を食い荒らす
  • 被害が進行すると、木は弱り、枯死してしまう
  • 枯死した木は、落枝や倒木が発生するおそれがある

ツヤハダゴマダラカミキリの成虫
成虫(オス) 群馬県ホームページより(福島県提供)

ツヤハダゴマダラカミキリの見分け方

ツヤハダゴマダラカミキリは在来種ゴマダラカミキリとよく似た見た目をしています。
在来種との見分け方を紹介します。
ツヤハダゴマダラカミキリの見分け方
在来種ゴマダラカミキリとの見分け方 群馬県ホームページより(福島県提供)

ツヤハダゴマダラカミキリを発見した場合

  • 成虫を発見した場合は、靴で踏み潰す等の方法でその場で駆除してください。なお、特定外来生物のため、捕まえて、生きたまま持ち帰ることは法律で禁止されています
  • 成虫を駆除した場合や、被害が疑わしい樹木を発見した場合は、発見日時、発見場所、発見時の状況(成虫の数、産卵痕など)、発見個体の写真を地球環境課環境保全係に情報提供してください

参考

参考(脱出孔、産卵痕、フラス)
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市民環境部 地球環境課 環境保全係
電話番号:0276-47-5125
窓口の場所:4階

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