平成30年度要介護度改善事業所認証
更新日:2021年1月15日
市内介護保険サービス事業所の要介護度改善に係る取り組みを評価し、要介護度の改善について効果を上げた事業所を『要介護度改善事業所』として認証しました。
申請のあった事業所のうち、要介護度が維持・改善した利用者の比率が高い上位3事業所を認証しました。平成30年度の認証事業所は以下のとおりです。
堀越医院デイケアセンターほたる(通所リハビリ)
ご利用者様、スタッフ、施設全体で健康に対する向上意欲を持ち、活動的で安全なライフスタイルを送れるようひとりひとり個別に健康目標を立てています。統一したケアを実施できるようスタッフのチームワークでリハビリ計画を適宜見直し、最善のケアを創造し提供できるよう取り組んでおります。ご利用者様に寄り添い笑顔で毎日過ごして頂けるようスタッフ一丸となって、創意工夫の意識を常に持ち続けています。
理学療法士や作業療法士による個別対応のリハビリや自宅でも出来る運動を重視した集団体操の取組のほか、ご利用者様とのコミュニケーションを優先させ、時に家庭の悩み等も傾聴し、本人のやる気を引き出して笑顔で過ごしてもらうよう、アイデアを捻りだしております。
具体的には、壁面飾り、クラフトバンド(再生紙でできた素材)を使ったクリスマスリースなど季節を感じられる作品をご利用者様同士で協力しながら作成していただくことにより、自信を持ってもらい、リハビリへのやる気向上につながるよう心掛けています。
医療法人つる舞会さくらクリニック通所リハビリテーション『ユートピア』(通所リハビリ)
「いつまでも住み慣れた家で暮らしたい」「自分でトイレに行き続けたい」という個々の思いに応えるため、まずは転倒せず、安全に生活できる基礎体力を作ります。さらに「洗濯物を干したい」「お化粧してきれいにしたい」「まだまだ若い、歩いて自分の好きなことをやりたい」等々、おひとりおひとりのご希望に沿いながら気がつくと介護度が改善していたという目標でリハビリに取り組んでいます。
自宅での生活を長く続けられることを目標とし、理学療法士がご自宅に伺い、生活の状況を確認し、主治医やケアマネジャーと連携を図りながら、ご利用者様の希望に沿った内容で「飽きない」「生活に繋がる」リハビリができるよう心掛けています。
珍しい試みとしては、歩行アシストやパワーアシストハンドといったロボットを利用し、より意欲的にリハビリに取り組めるようにしています。歩行アシストロボットは、ご利用者様それぞれのデータを理学療法士が入力・管理し、その方に合った歩行アシストができます。例えば、右足が上がりにくいご利用者様や左足の運びが困難なご利用者様には、それぞれ違ったアシストをし、自力歩行のお手伝いをします。
岡田整形外科クリニック デイケアわくわく(通所リハビリ)
ご利用者様各々の有する能力に応じて可能な限り自立した日常生活を営むことができるよう、リハビリテーションサービスを提供し、心身機能の維持回復を図ります。ご利用者様のモチベーションを上げて、楽しみながらリハビリができるように、ご利用者様とコミュニケーションをしっかり取り、それぞれのペースで個々に合ったリハビリテーションサービスを提供しています。
また、運動レクリエーションやパワーリハビリのほか、カレンダー作りや折り紙等の手作業による機能訓練も実施しています。
ご利用者様や利用者ご家族様とコミュニケーションをしっかり取り、家での生活動作ができるようなリハビリを、ひとりひとりの体力にあった機器の負荷を調整し行っています。自宅での生活を念頭に置き、ひとつひとつの運動がしっかり行えるよう理学療法士による身体的アプローチ可動域訓練を積極的に実施しています。