カメなどのハ虫類によるサルモネラ症に注意しましょう
更新日:2023年4月3日
食中毒の一つとして知られているサルモネラ症ですが、食事以外の感染源として、カメなどのハ虫類との接触があります。
症状
発熱、下痢、腹痛などの胃腸炎症状。まれに、菌血症、敗血症、髄膜炎など、重症化して死亡することもあります。
感染経路
通常は汚染食品により感染しますが、ハ虫類などの動物との接触から感染することがあります。文献では、カメなどのハ虫類の50パーセントから90パーセントがサルモネラ菌を保有していると言われています。国内でも子供がペットのミドリガメから感染して重症となった事例があります。
予防方法
- ペットの飼育環境を清潔に保ち、世話をした後には石けんなどを使って流水で十分に手を洗いましょう
- 免疫機能の低い人(新生児や乳児、お年寄りなど)がいる家庭でのハ虫類の飼育は控えましょう。カメなどの飼育水はこまめに交換しましょう。水を交換するときは、感染しないように注意するとともに、排水で周囲が汚染しないように気をつけましょう
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