伝染性紅斑(リンゴ病)に注意しましょう!
更新日:2025年6月13日
伝染性紅斑(リンゴ病)は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気で、両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれています。また、妊娠中または妊娠の可能性があるかたが感染すると、胎児にも影響を及ぼすことがあります。
そのため、「うつらない」・「うつさない」ための感染防止対策に取り組み伝染性紅斑(リンゴ病)を予防しましょう。
症状
潜伏期間は約10から20日で、微熱やかぜの症状などがみられ、両頬に蝶の羽のような赤い発しん(紅斑)が現れます。その後、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
感染経路
飛沫感染(感染者の咳・くしゃみ・会話等の時に排出されるウイルスを含むものを吸い込むことによる感染)、接触感染(感染者と接触することによる感染)があります。予防方法
- かぜ症状がある方との接触や人込みをできる限り避けましょう
- 石けんでこまめに手洗いをしましょう
- 咳やくしゃみをする時には口と鼻をおおい「咳エチケット」を心がけましょう
妊娠中または妊娠の可能性があるかたは特に注意してください!
胎児にも感染し、胎児水腫(胎児の胸やお腹等に水が溜まること)などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発しんが出た場合は、医療機関に相談しましょう。
また、周囲に伝染性紅斑(リンゴ病)の人がいる場合は、接触を避けてください。
関連リンク
- 感染症情報(群馬県ホームページ)(外部サイトにリンクします)