百日咳に注意しましょう!
更新日:2025年6月20日
百日咳は、百日咳菌という細菌で感染し、長い間激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。
小児を中心にみられる感染症ですが、大人も感染します。また、乳児の場合は肺炎や脳症を合併し、死に至ることもあります。
百日咳の報告が増加していますので、「うつらない」・「うつさない」ための感染防止対策に取り組みましょう。
小児を中心にみられる感染症ですが、大人も感染します。また、乳児の場合は肺炎や脳症を合併し、死に至ることもあります。
百日咳の報告が増加していますので、「うつらない」・「うつさない」ための感染防止対策に取り組みましょう。
症状
症状の経過は、3段階にわかれ、完治するまでに約2から3か月かかります。
1.発症から約2週間程度(カタル期)
かぜ症状で始まり、激しい咳が少しずつ増えていきます。
2.カタル期後の約2から3週間程度
特徴のある発作性けいれん性の咳が増え、夜間の発作が多くなります。
乳児では特徴的な咳がなく、息を止めているような無呼吸発作から顔色や唇・爪の色が紫になり、けいれん、呼吸停止となり、肺炎や脳症等の合併症に進んでいくことがあります。
3.回復期
激しい咳発作は少なくなり、約2から3週間でなくなります。大人は咳が長引きますが、やがて回復にむかいます。
感染経路
百日咳菌に感染した方の鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染と感染者と接触したりすることによる接触感染があります。予防方法
- 五種混合ワクチンが有効です。(定期接種対象年齢:生後2か月から7歳半まで)
- 石けんでこまめに手洗いをし、アルコール消毒しましょう
- 咳やくしゃみをする時には口と鼻をおおい「咳エチケット」を心がけましょう
- かぜ症状がある方との接触や人込みをできる限り避けましょう
- 激しい咳症状がある場合や症状が長引く場合は、早めにかかりつけ医を受診しましょう
関連リンク
- 感染症情報(群馬県ホームページ)(外部サイトにリンクします)