外来種(セイタカアワダチソウ)
更新日:2023年9月26日
セイタカアワダチソウ

河川などに見られる大型の草。セイタカ、という名前のとおり、育てば2から3mにもなる。
花の付きは10月から11月で、河川敷から道端までどこにでも見かける黄色い花。
根本近くの葉は成長するにつれ黒く枯れたようになっているのが特徴的。
地下茎と種子で増えるため、刈取りと抜取りが効果的である。
アレロパシーという、他の植物の育成を妨げる物質を出す作用を持つため、「セイタカアワダチソウ」が繁茂してしまうと在来種が育たなくなってしまう。

湿原を守るため、年2回の外来種駆除清掃活動を行っています。
湿原は県の天然記念物に指定されています。外来種であっても、許可の無い刈取りや採取は禁止されています。興味がある方はぜひ上記の活動にご参加ください。
〈退治方法〉
- 抜取る
根付いてしまっている場合は、根本の方を掴み力を込めて引き抜く。
多少力がいるが、「キショウブ」や「ルイジアナアヤメ」より抜きやすい。
また、園路から手が届く辺りにも生えているため、運動靴でも作業ができるところが◎。
- 花を落とす
花のない春夏は似たような貴重種(クサレダマなど)との見分けがつきにくいが、花が咲く10月頃は黄色く目立つため見つけやすい。紅葉狩りならぬセイタカ刈りに丁度良い季節である。
- 水を入れる
実際、湿原の乾燥化が改善するにつれ、群落も徐々に移動したり減少したりしている。
乾燥地や湿地などどこでも生息するイメージがあるが、限界はあるようだ。
〈道具類〉
軍手:作業全般のマストアイテム。茎を掴む場面が多いので必須である。
長袖長ズボン:同じく作業のマストアイテム。特に「ノイバラ」など棘を持つ植物と混生しているため、肌を守るためにも長袖長ズボンが◎。
ハサミ:花を落とせる、茎も断ち切る作業の心強い味方。
関連リンク
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