地籍調査について
更新日:2025年4月11日
地籍調査とは
人に戸籍があるように、土地にも戸籍があります。土地に関する記録を地籍といい、日本の国土を正確に、そしてもれなく記録するための基礎調査が地籍調査です。
調査の内容は、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量する調査です。地籍調査が行われることにより、その成果は登記所に送付され、登記簿の記載が修正され、地図が更新されることになります。
なお、地籍調査は、国土調査法に基づく「国土調査」の1つとして実施されています。
地籍調査の必要性
現在の土地登記簿は、明治時代の地租改正によって作られた地図(公図)を基にしたもので、土地の境界が不明確であったり、当時の測量も不正確であったりするため、土地の実態を正確に把握することができません。このような問題を解消するため、境界や面積など土地に関する実態を正確に把握する地籍調査を実施する必要があります。
地籍調査の効果(土地に関するあらゆる施策の基礎資料として広範囲に利用できます)
土地に関するトラブル防止
土地の地番、地目、面積、境界などが確定し、登記簿に記載されることにより、土地権利関係が明確になり、境界紛争等のトラブル防止に役立ちます。
土地取引の円滑化
正確な土地の状況が登記簿に反映されるので、土地の売買、分筆、合筆が容易になり、土地取引の円滑化に役立ちます。
災害の復旧
地震、土砂崩れ、水害などの災害が起きた場合、元の位置を容易に復元でき、迅速な災害復旧に役立ちます。
公共事業の円滑化
各種公共事業の計画、設計、用地買収、完成後の維持管理の各段階の円滑な実施に役立ちます。
まちづくり
整備計画の際に地籍調査の成果を利用することにより、各種計画等の作成が容易になり、合理化、効率化を図ることに役立ちます。
地籍調査について、もっと詳しく知りたいかたは、関連リンクの国土交通省地籍調査webサイトをご覧ください。
関連リンク
- 国土交通省地籍調査webサイト(外部サイトにリンクします)