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館林市第二資料館

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田山花袋旧居

更新日:2021年1月5日

館林市指定史跡(昭和46年5月1日指定)

田山花袋旧居の画像

田山花袋が7歳から14歳までおよそ8年間を過ごした家です。土間があり、縁側があり、年輪が浮き出るような板があり…。色合い、材質感、形、そのすべてに長い長い時間がしみこんでるようです。

木造平屋建て、玄関の土間に続いて三畳、左手に八畳二間、右手に四畳、裏に三畳の板間と土間の合わせて5つの部屋があります。

明治4年旧館林藩士の子として館林に生まれた花袋は、14歳で上京。やがて小説家をめざし、明治40年『蒲団』の発表により日本の自然主義文学を確立しました。
ふるさと館林と花袋のつながりは深く、とくにこの家は、花袋が館林の思い出を書き綴った作品『ふる郷』(明治32年刊)に”なつかしきこの家”と記されており、花袋にとって思い出多い家であったことがうかがわれます。

またこの建物は江戸時代の小規模な武家屋敷のひとつでもあります。昭和56年、市内城町14番37号よりこの地に解体移築されました。